- 血糖値の変化
HbA1c 5.6% → 6.5% → 7.4%
64歳でHbA1cの上昇、体重減少、背部痛が重なることから、膵疾患の可能性が考えられます。 担当医は、この所見の組み合わせを調べるために膵臓の画像検査を検討します。
END-PAC · Sharma et al., 2018 - がん治療中の甲状腺の変化
TSH 2.1 mIU/L → 9.8 mIU/L
免疫チェックポイント阻害薬による治療中、値の上昇に疲労感と寒さの訴えが重なります。 担当医は甲状腺機能検査を依頼し、治療に関連した甲状腺障害の可能性を評価するため腫瘍科に連絡します。
ASCO · Schneider et al., 2021 - 体調不良時の重炭酸イオン低下
HCO₃⁻ 14 mmol/L
服用中の体調不良で食事がとれず、ケトアシドーシスの懸念が生じます。 血糖値が正常でもケトアシドーシスは起こり得るため、担当医は至急のケトン体検査を検討します。
Peters et al., 2015 - 抗菌薬追加後の筋症状
CK 4,200 U/L
脚の痛みと濃い尿から、薬物相互作用による筋障害が懸念されます。 重い筋障害は腎臓を傷めることがあるため、担当医はシンバスタチンを一時休薬すべきか速やかに判断し、腎機能を確認します。
Patel et al., 2013 - がんの経過観察中の変化
CEA 2.0 ng/mL → 2.6 ng/mL → 3.4 ng/mL
5%の体重減少、疲労、右上腹部痛が加わり、再発への懸念が高まります。 担当医は速やかに評価するため、5月に予定していた胸腹骨盤部CTの前倒しを検討します。
ASCO · Meyerhardt et al., 2013 - 利尿薬の受け取りに空白
Δ +2 kg
薬局では継続分が受け取られておらず、循環器科の再診も見送られています。 担当医は電話で症状と薬の入手状況を確認したうえで、利尿薬の増量を検討します。
OPTIMIZE-HF · Fonarow et al., 2008 - 新たな抗菌薬を始めた後の出血
INR 2.4 → 4.1
歯肉出血にINRの上昇が重なり、抗凝固作用が強くなりすぎている可能性が考えられます。 INRの上昇と新たな出血を受け、担当医は出血の重症度を評価し、ワルファリンの一時休薬を検討してINRを再検します。
Fischer et al., 2010 - ヘモグロビン低下と黒色便
Hb 13.2 g/dL → 11.4 g/dL → 9.8 g/dL
NSAIDの服用中に3.4 g/dL低下し、黒色便とめまいを伴っています。 消化管出血の可能性があるため、速やかな診察と消化器科の評価につなげます。
ACG · Laine et al., 2021 - 地域の流行期に現れた発熱と発疹
T 39.4 °C
顔から下方に広がる発疹があり、麻疹への懸念が高まります。 担当医は来院前に隔離を手配し、検査と保健当局への速やかな連絡を行います。
CDC · Clinical Overview of Measles, 2026 - アロプリノール開始前の遺伝子検査
UA 7.6 mg/dL → 8.5 mg/dL → 9.4 mg/dL
アロプリノール100 mgが処方されていますが、HLA-B*58:01の結果はありません。 この型は重い副作用のリスクを高めるため、担当医は治療前のHLA-B*58:01検査を検討します。
ACR · FitzGerald et al., 2020 - 検査結果の確認
K⁺ 4.3 mmol/L → 6.1 mmol/L
溶血によりカリウムの測定値が高く出ることがあります。心電図に尖鋭なT波はありません。 担当医は患者を診察し、カリウムが実際に上昇しているかを確かめるため、新たに採血して検査することを検討します。
Meng & Wagar, 2015 - 胸部CTで見つかった冠動脈の石灰化
LDL-C 148 mg/dL → 155 mg/dL → 162 mg/dL
画像所見とLDL上昇は評価が必要で、記録にスタチンは見当たりません。 担当医は心血管リスクを評価し、スタチンによる治療について患者と話し合います。
AHA/ACC · Grundy et al., 2019